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思いつきや日々の出来事などを勝手気ままに綴っております。 コメントは bbsへ へ。

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過去一覧


2008.10.31(金)

出版社バジリコから『続 取るに足らない事件』の見本が届いた。
今回の「続」にはエロが入っていると聞いていたのでまずそこから読んでみた。
戦後間もない頃のエロ。これは本当の意味で社会勉強になります。
エロの史実について面白可笑しく表現されていてぐいぐい引き込まれます。こちらの興味を沸かせてくれたのち、深いところで色々考えさせられるのです。
早川さんの文章がすごい。ほとんどノンストップで読ませてくれる。
エロの写真が数カット掲載されていますが、けっして無闇やたらに欲情するようなものではありませんのでご安心を。「大きい」お子様にも安心して読ませることができます。
発売されたらぜひご購入ください。



2008.10.30(木)

夕方、買い物ついでにふらっとブックオフへ入った。
店内に響く甲高い声が聞こえる。
CDコーナーで五十代くらいの中年女性が若い女性店員に訊ねているのだった。声が大きいため最初はクレームを言って怒ってるのかと思ったがそうではないらしい。

「R&B(アール・アンド・ビー)はどこ?」
「R&Bはこちらからこちらになりますが」
「ふ〜ん、R&Bはここなのね?」
「はい、こちらがR&Bです」

一見普通のやりとりに見えるがどうも臭う。
俺に備わっている面白そうな予感を敏感に察知するオモシロアンテナがびんびんに反応するのだ。きっと何かある。
俺は商品棚を隔てたところで立ち読みしながら聞いていた。

棚からCDを手に取る音がする。

「これR&B?」と、アールの発音を強調させて訊ねる中年女性。
「あ、はい……」
「これはR&B? じゃあこれは?」
「あ、えー……」

目当てのアーティストのCDがあるのかないのか、中年女性は手当たり次第に何枚もCDを取り執拗に訊ねている。何を求めているのか、はっきりしている手がかりは「R&B」だけである。
いつまでも店員に話しかけて放そうとしない。
ちらっと覗き見ると店員は中年女性からつかず離れずの場所で質問に答える体勢を保ったまま動けないでいる。相手はお客なので店員もいい加減な応対は出来ずに困っているのだ。
質問攻勢はあまりにもしつこく、仕事とはいえ店員のことが気の毒に思える。
ほとんど中年女性が一方的にしゃべりまくり、店員が小さく相づちを打つ。そうした二人のやりとりがしばらく続いた。

そしてとうとう中年女性の口から発せられる予想もしなかった最後の質問によって、そのやりとりは突然終わりを告げるのである。
それを聞いた女性店員は絶句。
俺の中のオモシロメーターの針が一気に振り切り、吹き出しそうになるのを必死で堪えた。

「R&Bて何?」

R&Bに長々と付き合わされた店員も大きく息を吸い込んだまま言葉も出ないといった顔である。あれはいったい何だったのか……。
それにしても出来過ぎた展開である。
こういうのは笑いを狙っていない人の本気のセリフだからこそより面白い。



2008.10.28(火)

梅田に向かうJR環状線でのこと。
西九条駅で会社員と思われるちょいメタボリックな男が駆け込んで乗車してきた。
かなり走っていたのか汗をかき大きく口を開けてハアハアと苦しそうだ。
男は脱いだ上着を腕にひっかけ、座席の手すりをつかみもたれかかった。呼吸を静かに落ち着かせようと思ったのか、口をへの字につぐみ赤い顔をしている。
「うんむむふぅ……、うんむむふぅ……」
そんなに急いで無理に呼吸を戻そうとしないでもいいのにと思っていると、このあと男の鼻がピーピー鳴り始めた。
おそらく鼻の穴の奥がちょうど笛の状態になったのであろう。あの昔懐かしいフーセンガムを彷彿させる音。つまり音としてはっきり鳴りきらないどこか漏れたような音である。
なんとこの男の場合、吸うときだけでなく吐くときも鳴るのである。微妙に音程がおかしいところはご愛敬。
車内の乗客からだいぶ注目されていたが、鳴らしている当人はあのピーピーはさして気にならないようだ。
音はだんだんとか細くなりはしたものの大阪駅に着くまで延々とピーピーピーピー鳴らし続けていた。
こちらとしてはそれほどうるさくないし、これといって特に迷惑を被っているわけでもない。いや、本当にどうでもいいのだが、いい歳した男がピーピー鳴らし続けるのはどうかと思う。
「あなたピーピー鳴ってますよ」なんて真面目に教えてやるのもアホらしい……。
鼻をかんでみるとか、指を突っ込んでみるとか、少しは自分で笛を鳴り止ませる努力をしたらどうか。

梅田での用事を済ませた帰りの電車の車内。俺はドアの近くに立っていた。
ひとりの女性が咳き込み始めた。喉の奥が気持ち悪いのかなかなか咳が止まらない。
すると喉の不快感というものは伝染するようで、しだいにまわりで咳き込む人が増えてきた。最初に咳き込んでいた人を睨みつつ自分も咳き込み始める。そんなひとたちの連鎖が広まる。だれかおならでもこいたのか?
そこらへんでむせ返っているそのひとたちを俯瞰で見ると申し訳ないが妙におかしかった。
ついでにしょうもないことを思いつく。
「席混んでないのに咳き込んでいる」
……笑点でしか披露できないようなネタである。

さて、修理されて戻ってきたデジカメである。
シャッターボタンを含むセンターカバーの部品を交換してもらったおかげで、ヘアライン部のロゴなど擦れてほとんど消えていて何が書かれているのかわからないくらいだったのがくっきりとなり、きれいな姿に甦り戻ってきた。
キャノンIXY DIGITALシリーズといえば、初期のものから極々シンプルなデザインで一貫している。それに加えて最近のものは随分軽量化され、機能・性能も向上していて大人気である。
一方、俺のこの初期のIXY DIGITALは、ずしりと重い。だが、この重量感と程よく艶を抑えた堅牢なチタンボディーが渋くて良かったのである。
ああそれなのに俺はなくなったシャッターボタンの代わりをつまようじや押しピンで代用しようとしていたとは……。

※写真右:シャッターボタンの代用部品として候補に挙がっていたモノ。


2008.10.26(日)

夜、鍋を食う。
食べ終え、寝ころんでいるとそのまま2時間ほど眠ってしまった。
風呂に入ってまた寝る。
本当によく寝る。



2008.10.23(木)

 『七人の人相書侍展』搬出日。
『Wonder』のマスターH氏にお願いして作品をペーパーボイスから車で運んでもらう。
今回の作品四枚の中の一枚を店のトイレに飾ることになり、店へ行き設置する。どうせなら全部置いといてほしいのだけど、残念にもスペースの都合そうもいかない。
店を開けるまでにはまだ時間があるので、近所で晩飯を食うことにした。
 大正通りから脇に入った暗く細い道にある焼肉屋である。店に入る直前、マスターH氏から「ここでは焼肉を食うな」と言われる。
けっして焼肉が美味くないというわけではない。サイドメニューのパスタやカレーがめっぽう美味いらしく、この店に初めて入るならまずはそっちを食べろということなのだ。
評判は以前から噂に聞いていたので期待に胸を膨らませてあれこれ食った。
 おおおお!と唸った。なるほど美味い。良い塩梅の味である。見た目おしゃれとは言えないが、美味いよウマイ!こりゃもうワインも飲みまっせ。
噂ではここの店主、元はフレンチのコックだったと聞いていた。一見そうは見えないのだが、そう言われればそう思えてきた……。(ほんまかいな)
 手頃な値段に庶民的な雰囲気。隠れた名店には間違いない。
しかしこれ以上大正区をメディアに荒らされては困るのだ。こういう店は穴場としてずっと潰れずに存在していてほしい。
そのためにはこれからも食の情報雑誌などに取り上げられることがないようにと願う俺たちだった。

 再び『Wonder』に戻り、もうちょっと飲んで帰ることにする。
常連の清水夫妻と「モミー」ことK氏たちに加わり楽しいひとときを過ごした。



2008.10.22(水)

またまた相方・由美子の絵。
十年前に、俺が京都の山奥の河原で拾ってきた石なのだ。



2008.10.21(火)

今夜も湯豆腐である。
カセットコンロの上の鍋の中に豆腐を次々に投入してもらい、熱くなったらお椀に取り出してネギと鰹節をのせ、醤油ぶっかけてどんどん食う。
身体が温まる。



2008.10.20(月)

久しぶりに相方・由美子の絵をアップ。



2008.10.19(日)

「今日は豆腐を腹一杯食いたいんや!」
相方に真剣な顔で申し出る。
なぜだろう。身体がたんぱく質を欲しているのだろうか。
夜、湯豆腐三昧となった。
焼酎お湯割りを飲みながらなんとなく分かったような気がした。
ただ単純に鍋とか食べたいのだ。そんな季節なんだなあ……。
こりゃ食欲の秋に太ってしまう。
湯豆腐サイコー!



2008.10.18(土)

壊れたデジカメを修理に出すため梅田ダイビルのキャノンサービスセンターへ行く。
シャッターボタンの部品だけ手に入れば良いと考えていたのだが、入手方法をキャノンにメールで問い合わせると、とりあえずそこに行って聞いてくれということである。
高級一眼レフカメラなんかをカウンターに置いてやりとりしているところに、薄汚れた古いコンパクトデジカメを出すのは恥ずかしいのだが、せっかく持ってきたので受付の女性に見てもらった。
「これはIXY DIGITALのえーっと…………すみません!」
こんなのはじめて、とばかりに女性は後ろを向いて過去に発売されたデジカメの資料を調べ出す。俺のカメラは専門家でも何号機か分からないくらい古いのか……。
ひとまず調べ終えた女性は落ち着いてこちらに向き直る。
修理代はどんな修理でも部品代のほか一律いくらかかると決まっているらしく、俺のデジカメの場合、シャッターボタンが取れて無くなっただけというものにもかかわらず「約9千円+消費税」だと言われる。
「きゅ、きゅ、9千円!?」
思わず大きな声を出してしまった。
あのちっぽけなボタンが!
最悪、押しピンかつまようじで間に合わせようかと思っていたあのちっぽけなボタンが、きゅ、きゅ、9千円だというのだ!
へたすれば同じ値段でもっと性能の良い中古が買えるぞ。
瞳孔を開いたままショックの顔でいると、カウンターの女性がこちらの様子を察して、
「そうですよねえ……。4千5百円と消費税でどうでしょうか」と、まだお願いもしていないのにいきなり半額まで安くしてくれた。
気持ちはありがたいが、それでもあのちっぽけなボタンにしては高いので修理はあきらめようと考えていた。「じゃあ、もういいです」と言おうと本当に思っていたのだ。俺の頭の中では「押しピンに決定〜!」だった。
しかし、目の前の女性が今度はなんと「部品代と消費税だけでいいです」と言うのだ。
「旅先に持って行かれたりしたんでしょうね。思い出が詰まったこのカメラを元の姿に戻してあげたいですよね」
実際そこまでの熱い思いはなかったのだが、一瞬女性の言ったセリフに俺はなんだか感動していた。
やさしいな、このひと。キラキラした後光も放ちだし、どんどん美人に見えてくる。やさしい人はみんな美人なんだな。いい人に出会ってよかった。よし、決めた!
「じゃあお願いします!」
そして具体的な値段を聞いた。
「部品代と消費税だけでいいです。3千円と消費税」
「・・・・・」
微妙だった……。
ボタンひとつで3千円はまだ高いなあとは思っていたものの、そこまで言ってもらったらとても「押しピンかつまようじ差し込みますんで……」などと言って後には引けなかった。
複雑な心境で修理を申し込んでサービスセンターを後にした。

その後、まだモヤモヤ残っている複雑な心境を落ち着かせようと大阪駅前第一ビル地下1Fの『喫茶マヅラ』で一杯250円のコーヒーを飲んでいた。店を出ようと思ったところ、なんとあの似顔絵名人の成瀬國晴さんが店に入ってきた。
先日の『七人の人相書侍展』のオープニング・パーティーでの実演で、似顔絵の難しさを知った今では、とてつもなくエライひとのように思えてきた。しばし尊敬の眼差しで追ってしまった。
ひょんなことでこれまでの見方が変わるなんて人間とは不思議なものだ。でも明日にはもう「昨日ナルセ見たで」と呼び捨てにしていると思う。ほんと人間とは不思議なものだ。

地元に戻り、『居酒屋なかもと』に入ってキムチ小鍋をつついてエビスを飲む。
どて焼、おでん、特製コロッケも頼み、樽酒、にごり酒で上がる。
シアワセナリ。



2008.10.17(金)

昔からお世話になっている方がめずらしく展覧会を見に来てくれるというので、昼過ぎにペーパーボイスで待ち合わせた。
会場にいた北村氏(筆侍弐)と話していると仲里氏(筆侍伍)もやって来た。それぞれ知り合いと会う約束があるようだ。みんな金曜日の午後に約束するのが好きなんだなあ。
程なくして待ち人が現れ、作品を見てもらったあと近所の喫茶店に入り近況などを伺う。この人との会話はいつも楽しい。
1時間半ほどしてペーパーボイスに戻るともう誰もいなかった。
サイト制作のための作品の写真を撮影しながら閉館時間まで在廊した。



2008.10.15(水)

相方と九条のシネ・ヌーヴォXでやっている『ねこ映画特集』の中のひとつ「こま撮りえいが こまねこ」を見てきた。
あの「どーもくん」の合田経郎監督のアニメーションだ。

シネ・ヌーヴォはこれまで何回も入ったが、「X」の方に入るのは今回初めて。
劇場通路の奥の細い階段を上がると室内の壁面を黒いカーテンで囲んだ部屋。そこが「シネ・ヌーヴォX」。
試写室のようなこぢんまりした空間に全座席数29席。
お客は自分たちの他はおっちゃん一人だけ。なんと合計3人……。
映画館を出たあと「一人で見に行かんでよかった〜」とつぶやく相方であった。



2008.10.14(火)

『七人の人相書侍』の初日。
夕方6時からはオープニング・パーティー。
たくさんの方に来ていただいて盛況なパーティーになりました。
感謝しております。本当にありがとうございました!
今回は来場者の方々の似顔絵を我々が交代で描くという、ちょっとした催しをしたのだが、緊張のせいか、慣れていないせいか、いや元々苦手なのか……、どうも思うように描けなくて自分自身戸惑った。終わった後には変な疲れが……。
後でナロさんに聞くと、ああいうものは「慣れ」だそうだ。

二次会、三次会と楽しかったです。
河童の話やエレキの話……。ここでは書けませんがね。
いやいや、もうじゅうぶんに笑いました。



2008.10.13(月)

明日は『七人の人相書侍展』のオープニング・パーティー。
元来、パーティーみたいなものは苦手だが、滅多に会うことのない人に会うのはうれしいし、馴染みの顔ぶれとしゃべるのは楽しい。また、新しい出会いも面白い。
年に一度の“筆侍パーティー”。ビールやワインを飲みながらワイワイと盛り上がりましょう。たぶん俺は酔っぱらいます!
6時から8時までやってます。ぜひ来てください。



2008.10.12(日)

大阪駅の高架下にある喫茶店『ブラジル』で、コーヒーとハムトーストサンド。
繁華街の中心で、カフェではないところが落ち着く。

かつてサンケイホールがあった場所に出来た『ブリーゼブリーゼ』にも足を伸ばした。
うんざりするほどの大勢の人。まったく落ち着かないところであったので早々と立ち去ることにした。だから施設内はあまり見ていない。

帰ってNHK『新日曜美術館』を見る。
「桜井浜江」の絵がよかった。あの歳であれほど力強い絵が描けるなんて…。とにかく驚いた。
桜井さんの人柄もよかった。



2008.10.10(金)

『七人の人相書侍展』作品搬入日。
『Wonder』のマスターH氏にお願いして作品を車で運んでもらった。感謝。
搬入後はペーパーボイス近所の居酒屋で乾杯。
その後、西心斎橋の『富士』へ行き、ちょっと一杯。
店を出ると小雨が降っていたが、止みそうな雨だったので歩いて帰る。
歩きながら今回の作品を振り返った。
自分自身は楽しんで描いたのでそれで良し、である。



2008.10.8(水)

「あかんあかん、かっこつけたらあかん」
「ただこなしたようなものじゃ意味がない」
「楽しんで描いたらええねん」

『七人の人相書侍展』の作品を描いていると、いろんなことを頭の中で考えてしまう。
見に来てくれる人は絵を見て、どこまで考えたり、感じたりするのだろうか。



2008.10.7(火)

緒形拳が亡くなった。
驚いた。さびしい。
ブログ『ハラハチブンメー』がもう更新されないのかと思うと残念だ。



2008.10.6(月)

相方に煮込んでもらったホルモンがなかなかに美味かった。
子供の頃から好物である大正区の沖縄風ホルモンに似た味だ。
ビールに合う。



2008.10.3(金)

展覧会のDMを置いてもらうため、自転車で『wonder』へ行く。
ついでに生ビールを2杯飲んで帰った。
そっちの方が目的だったりして……。



2008.10.1(水)

 今夜、清原の引退試合が京セラドーム大阪で行われている。当然だが、当日のチケットは販売しておらず、俺と相方は11番入場口近くにただ立っていた。俺たちは別に球場に入れなくても、清原の引退試合が行われているこの時に少しでも近くにいられればいいと思っていた。
 ドームの上から夜空に向けられ照射される何本ものレーザー光線を見上げていた。試合のある日にはいつも照射されているが、今夜は空気が澄んでいるせいか、光線はふだんより強く鮮やかだった。
 突然レーザー光線を指差して、「おい、あれは地震の前触れやないか?」と俺に訴える、変なおじいちゃんに出くわしたが、そんなものではないから安心するようにと優しく教えてあげた。そんなときだった。球場内から大きな歓声が聞こえた。後になって知るが、第三打席目の清原が右中間を破る二塁打を打ったのだ。
 俺たちは球場内が見られるドーム内のレストラン・フロアへ向かった。満席でどの店も入れなかったが、通路からグラウンドが見える場所がある。そこに群がっている人達の中にいて、少しのあいだ試合を覗いていた。
 球場に入らなくても、この中の熱気、いや、なにか特別な「気」みたいなものが感じられた。今夜のドームには試合を観戦に来たというより、ひとりの男を見に来た人でいっぱいなのである。この男はプロになる時に大人の都合に傷つけられた。これまでの23年間の野球人生、華々しい栄光の時もあったが故障にずいぶん悩まされて苦しんできた男だ。そしてその男が今夜で現役を退く瞬間をあたたかく見守る大勢の人達。その雰囲気に少しでも触れることが出来てよかった。
 フロアを出ると、さっきのおじいちゃんが巡回中の警察官や球場のスタッフにイチャモンをつけて絡んでいる場面に出くわした。まったく訳の分からん人だ。
 夜空を見上げるとレーザー光線はさっきよりさらに明るさを増して輝いていた。あれはきっと清原の引退を祝福する光だったのだ。
 ドームから自宅に戻り、スポーツニュースや特別番組を見る。なんだか目頭を熱くする夜だった。



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