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2005年01月07日

K女史からの電話

携帯電話が鳴った。めずらしくK女史からの電話だった。
「はい寺西です」
と出ると
「それは知ってます」
といつもの明るいテンションとは違う声と返事。そしていきなりの質問。
「○○のお好み焼き屋知ってます?」
何でお好み焼き屋の場所を僕に聞いてくるのだろう?もしかしたら以前酔ったときにそんな話でもしたかな?近頃酔うとよく記憶が飛んでしまい翌朝思い出せないということがあるからなあ…。などと考えながら最近油を差していない錆びた脳ミソを高速回転にして大急ぎで記憶を呼び起こしていた。
「□□さんがお好み焼きを食べたいて言うてるんで」
とK女史が言う。
“□□さん”て誰だろう?K女史との共通の知り合いというとあの人とこの人と…。一向に“□□さん”という人が出てこない。
こういう場合慎重に会話を進めなければいけないのだが、焦って何故か曖昧な返事をしてしまう。
「あ〜あ〜、ハハハ!(いかにも“□□さん”を見知った人のように笑う)
○○のお好み焼き屋ですか…、
うーん、どこやったかなあ…、忘れました!(初めから知らんのに!)」
K女史は
「じゃあこちらで調べます」
と淡々とした口調で言い電話を切った。
しばらくの間僕は携帯電話を手に呆然としていた。
何だったのだろうか…。
それからすぐにまたK女史から電話がかかってきた。
「寺西さん、さっき私と話し…ました?…よね?」
「あ…はい、話しましたが」
「ワハハハハ!スミマセ〜ン!私間違って話してました〜!本当にスミマセンでした!」
「やっぱり!こちらこそ“忘れた”なんて変な返事をしてしまってスンマセン!」
さっきあたかも知っているかのような返事をした自分が恥ずかしくなってきたが、何はともあれ間違い電話で良かったと胸をなでおろした。

投稿者 atera : 2005年01月07日 23:40

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