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思いつきや日々の出来事などを勝手気ままに書いたり、イラストも写真もありという自由なコーナーなのだ!
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2003.1.30(木)

思いついたように京都文化博物館へ行く。
古い映画のポスターや映像資料があるということだったのだが、そのスペースは意外と小さかった。この日は森一生の特集をしていて、自筆脚本や観賞ノートなどが展示されていた。そこに昔の映画関係者3人が入ってきて、その中に「先生」と呼ばれている年輩の男がいた。雷蔵とか昔の映画会を良く知る映画関係者のようだ。その先生が若い男に森一生のスナップを前に当時の話をしていたので、耳を傾けていたのだがあまり聞き取れなかった。
それから常設展などを一通り観た後、食事をしようと1階に行き歩いているとあの京都テレビ『中島貞夫の邦画指定席』の中島貞夫氏とすれ違った。「うわっ、生の中島貞夫や!」と少し興奮した。俺たちは『邦画指定席』を観る時いつも中島氏について「顔が丸くてでかすぎ」だの「あんたの話が長いから作品中カットだらけやないか」などと色々言っていたのだ。中島氏の顔は実際に丸くてでかかった。
結局食事は博物館を出て近くのうどん屋で済ませ、そこから歩いて錦市場を通り東へ向かい、木屋町にある相方おすすめの渋い喫茶店『喫茶ソワレ』でコーヒーを飲む。東郷青児の絵があるというこの店、ブルーの灯りとグリーンの椅子が独特な空間をつくりだしている。店内は音楽もなく静かで落ち着く。
先斗町と木屋町界隈をしばらくうろついた後、大阪へ戻った。
京都へ行く前には凍えるくらいの寒さを覚悟していたのだが行ってみるとそれほど寒くはなかった。いやあほんとによかった。



2003.1.29(水)

今日の大阪はめちゃ寒い。こんな寒い日に遠路はるばる東京からデザイナーH氏が仕事の説明に来てくれた。
直接会って話すのは初めてでお互い少し堅かったが、すぐに同じ世代ということで徐々にほぐれてくる。
会って話をしてくれたおかげで仕事の微妙なニュアンスをより感じ取ることができたように思う。
感謝の気持ちとどうぞこれからよろしくお願いします!…という気持ちである。



2003.1.28(火)

もうこれで2回目だ。何がってマンションのセールスの電話だ。
電話に出るやいなやノンストップのセールストーク。
「あの〜九条の○○マンションの方から電話させてもらってるんですが、ご主人さん、今高いお家賃払っているんじゃないですか?」
「どちらにおかけですか?」と俺。
「あ…、知りません。…知りませんが、少し話を聞いてください。あの、今お家賃は…」
プチッ。
切ってやった。本当なら受話器を叩きつけてガチャン!と切ってやりたいところだが、なんせ子機だからプチッなのだ。可愛すぎる。これでは怒りを静められないので、電話を作っている会社に提案する。これからは叩きつける電話も作りなさい。
それよりも問題はマンションのセールスだ。
電話の相手の名前も知らんとは呆れ果てる。しかも話の順番が違うやないか。家賃の話からするなんて、バカにしてるで。普通なら最初に「こんなに良い立地条件のところにこんな良い物件があるんです。ぜひ一度ご覧になってください」から始めろよ。そうしたら俺が「ナンボ?」て訊くと同時に「買われへん」て言うから。結局買わへんのや。



2003.1.27(月)

冷たい雨の中朝から四天王寺へ打ち合わせに行く。
買って置いた新しい折り畳み傘を持って出て、いざ差してみると予想以上に小さいのでビックリした。やはり俺の肩幅は半端ではないんやなあ。そんなことを大きな傘を差しているちっちゃいオッサンとすれ違いながらしみじみ思った。そんな日だった。いや、そんな日なんてあるか!



2003.1.25(金)


奈路道程氏の個展シャンハイの旅が昭和町のギャラリー「圓津喜屋」にて今日から開かれた。
ギャラリーは上海の風景を大胆かつ繊細なタッチで描いた絵で満たされている。奈路ワールドに魅せられる。
そしてギャラリーの前にあるショウケースには奈路氏のこれまで中国を旅したときに集められたコレクションが並べられていた。こういった物を集める行為はたいていの場合男であり、また女性陣には理解されないのが常である。これらのコレクションを見て、「いつもは自宅で肩身の狭い思いをしているんだろうなあ。でも今日から展覧会期間中は押し入れの中から解放されてこんな表舞台だぞ、やったな!」とコレクションたちに心の中で声をかけた。しかし素晴らしいコレクションである。あんなものからこんなものまで!お見それしました。



2003.1.20(月)

夜中に懐かしい曲を集めたオムニバスCDのテレビCMがありますな。
いつか機会があれば、よ〜く見てみてください。
「※“懐かしさ”には個人差があります」という注意書きがやけにバカらしくて、気が付けばフッと鼻で笑っていますから。
しかしそこまで表記せなあかんということは、販売会社に対して
「おい!このCD、全然懐かしないやんけ!」などと電話で文句言うやつがおるんやろうね。



2003.1.18(土)

また今日も毎週土曜日に開かれる佐藤貞夫氏主催クロッキー会に参加した。
イラストレーター志望者はもちろん、デザイナーもカメラマンも単に絵を描きたい人もウェルカムだそうです。
参加したい人はいねえか〜。名乗り出ろーい。
アフタークロッキー(手料理+飲み会)、また夜中遅くまで長居してしまいました。すみません。へへへ。



2003.1.17(金)

震災から8年経った。今から9年目に。
何もかもあの時を基準に物事を思い出す。

朝からおふくろと妹と相方と俺の4人で、京橋にあるペットを供養してくれるお寺にチビの亡骸を持って行った。
箱に入れられたチビのまわりに可愛い花を並べた。俺はチビが気に入ってよく噛んでいた絵筆を3本横に置いた。
箱の中に入れてある紙に「寺西ちびちゃん」と書かれてあり、少しおかしくなったけど、やっぱりそう、家族の一員だったんだと思う。最後の別れにおふくろがまた泣いた。
お経が唱えられているときに足下に何匹もの猫が一匹ずつ順番に歩いてきた。あれは何だったんだろうか。
家に帰りチビを写した写真を引っぱり出した。



2003.1.16(木)

実家で飼っていた猫が今朝死にました。
チビという名前でした。
夜、相方と二人で実家のチビに会いに行きました。
まるで眠っているようで、今にも寝返りをうったり伸びをしそうだ。
頭を撫でた。
死んだなんてまだ実感がない。



2003.1.14(火)

昼から病院へ、リハビリーヒルズ・コップ。
首を引っ張ってもらうと気持ちがいい。ああ、やっぱりあの首を引っ張る“牽引マシーン”ほしいなあ。自宅で使える牽引マシーンを作ってジャパネットタカタとかで売らないかなあ。
リハビリが終わり帰ろうとしたとき、車椅子の男の人がガラスドアの向こう側で開けられずに困っていた。俺はドアを開けてあげるため素早く駆け寄った。病院ではよくある場面だ。俺は笑顔でドアを開けようとするがなかなか開かない。何度も何度も引いているのに…。するとドアの向こうの車椅子の人が複雑な表情で言った。

「兄ちゃん…反対やわ…」

よく見ると“押す”と書いてあり、他の人から見ると意地悪してドアを閉めてるように見えたかもしれない。
かっこわるぅ〜。なんともお恥ずかしい…。



2003.1.13(月)

義兄から俺の大好きなモンティ・パイソン情報が入電。コレだ!
ソックリで非常に良い出来だ。
ちょっとほしいなあ。いや、かなりほしいです…。



2003.1.12(日)

NHK『新日曜美術館』「描かれざる絵〜エミール・ノルデ」を観る。
ナチスによって制作を禁じられていた時代に密かに描かれた小さな和紙の数々の水彩画作品がとても良かった。



2003.1.11(土)

イラストレーター大先輩の佐藤貞夫氏に以前からお誘い頂いていたクロッキー会に初めて参加した。
新入りの俺は、老若男女、様々な業種、様々な職歴の方の中に混じり少し緊張する。クロッキーも久しぶりで新鮮だが、こんな緊張もまた新鮮だ。モデルは参加者から一人ずつ交代してポーズをとり、他の人がモデルを囲んで描くのだ。5分描いて5分休憩のローテーション。最終的に俺はモデルを1回したので合計9枚描いた。まるで9ラウンドの静かなシャドーボクシングのようだ。佐藤氏が「最初の1〜2枚は手がうまく動かない」と始まる前に言っておられたが、まったくその通りで、速く描けないし巧くも描けない。しかし何枚か描いていくと、面白いもので“5分”という時間の感覚をつかめるようになり、ちゃんと対象物を見ることもできて速く描くことに慣れてきた。とは言ってもまだまだです。これからもできる限りこういう会に参加したいと思う。

クロッキーが終わった後は佐藤氏のアトリエで飲み会があり、旨いお酒と美味しい手料理をご馳走になり、おおいに楽しませて頂いた。調子に乗ってずいぶん長居をしてしまった。佐藤さん、奥様、どうも有り難うございました!



2003.1.10(金)


JR環状線野田駅から徒歩10分の『野田戎』の十日戎へ今年も行ってきました。
出店が並ぶ細長い道を程良い人波に流されながら境内へ入ると、すぐ左にお目当てのどでかい鯛が去年と同じようにそこにあるのでうれしくなる。正面でお参りして右側にまわりこみ裏戸に続く道へ歩く。作りの細かい古くて渋いだんじりや、だんじりの上で子供が踊っているのを見物し、えべっさんに近い裏戸を叩いて「聞こえてますか〜、頼んまっせ〜!」と商売繁盛を願った。そしてここでもまたおみくじを引くとなんと第一番の大吉だった!なんかええ予感。

“自分の絵”について色々考えた日だった。



2003.1.9(木)

今日からえべっさんですな。商売繁盛で笹持ってこい〜!
夕方、テレビのニュースで「IP携帯電話」というものが年末までに商品化されるらしいことを知った。
情報量が数千倍にもなり、音質が向上して超クリアだという。しかも通話料金が激安になるんだそうだ。元々携帯嫌いの俺だが、使うならコレじゃないかと覚えておこうと思う。しかしテレビのリモコンのようなデザインだった…。



2003.1.8(水)

今日は暖かくて気持ちよい天候だった。午後から夕方近くまで外回りで、やたらむやみに歩いたので少々疲れた。

夜、KBS京都の映画『桃太郎侍』を観た。市川雷蔵主演、しかも二役を演じている。
これもきーやんからの情報だ。重ね重ねありがとう!



2003.1.7(火)

銀行のインターネット振込でちょっとした問題が発生。通帳と印鑑を持って行き訂正依頼をしに来てほしいと電話がかかってきた。めんどくさいので「キャンセルして新たに振り込みます」と返事するが、それでも取り消しのために印鑑が要り、さらに手数料を取られると言う。
この電話の向こうの男が
「うん、私はインターネットあまり知らないもんでね」とか「うん、ATMだったら良かったんですけどね、インターネットはそういうことになってるらしいんですわ」と、始めに“うん”を付ける話し方がイラつく野郎だったので「銀行から来てくれないのか」とちょっと意地悪なことを言ってやった。それでも結局こっちから銀行にわざわざ出向かなくてはならないということなので、チャリンコこいで行ってきました。ああ、インターネットなのにチャリンコって意味無くなったやん…。
ちょっとおっさん、アンタとこの銀行のインターネット振込ってどうなのよ?

よく覗いていた金子南平氏の
絵のある風景が127回で終わってしまった。
面白くて見応えもあったのに実に残念なのねん。



2003.1.6(月)

日本橋にて筆侍新年会だった。
チャリンコに乗って向かうがあまりの寒さに耳の奥が痛くなり、耳まで覆う帽子が欲しくなる。
集まった俺たちは生ビールを飲み、美味しい香港小皿料理を食べながら今年の話をする。…と見せかけてまたもや下ネタ話に火がつく。もしその場に女性がいたとしてその手の話をするやつは単なる悪趣味なオヤジなんだろうけど、男だけで盛り上がる下ネタ話は可愛くオモロイのだ。男ってほんまアホやなあ…。
そしてみんなのいろんな仕事話におどろいたり頷いたり。そんな話はめったに聞けるものではないので有り難い。「俺ももっと真剣に頑張らないと…」と柄にもなく思うのであった。
最後に、きーやんにおみやげをもらった。きーやん有り難う!



2003.1.5(日)

用事があって梅田に行く。
ビル風が吹き付けてくる。寒い!なんという寒さなんだ。顔の皮膚が冷えてこわばってくる。向かいから歩いてくる人みんなの表情も険しくなってきて恐い。寒いのはいやだなあ。

トップの絵を新しくしました。
未年なので『sheep boy』とまた簡単に名付けた。アカンか?



2003.1.4(土)

録画しておいたビデオなどを観る。
●NHK『幸田家の人々』
幸田露伴から娘の文、孫の玉、曾孫の奈緒までの四代に渡る作家の話。
●スペシャルドラマ『秋刀魚の味』
小津安二郎の作品のリメイク。今回は現代の設定なのにあの独特なセリフと間はどうなんだろう。気になって肝心の内容に入りきれないのではないだろうか。でも小津の『秋刀魚〜』自体もたしか入りきれなかったことを覚えてる。



2003.1.3(金)

神戸の相方の実家へ。
こちらでもおせちを頂く。うちと大正区の実家、そして神戸の実家と毎年三種類のおせちを食べることになり、微妙に違う味を堪能できるのだ。うれしいなあ。
正月らしくみかんを賭けて花札とトランプでめいっぱい楽しむ。珍しく大富豪になった。イエーイ!

前日神戸の実家に来ていた“釣り名人”ことF田さんが「テラちゃんに」と置いていってくれた貴重なお酒を頂いた。明石にある太陽酒造の酒槽しぼり『おり酒』というにごり酒だ。口に含むとシュワッとフルーティーな爽やかな芳香が広がり実においしい。F田さんありがとう!そしてお義父さんの話では、今年は灘の酒蔵ツアーも企画されているというので、人生の諸先輩に混じりふらふらに酔っぱらいながら酒蔵を巡る覚悟は決めました。どうぞ今年も宜しくお願いしまっす!



2003.1.2(木)

大正区の実家へ。
実家の雑煮は大阪では珍しく白味噌ではない雑煮なのだ。鰹と昆布から取っただし汁にもちの他にかしわ(鶏肉)と水菜、ゆり根、人参が入っている。これがうまい!子供の頃、大阪ではこの雑煮がふつうだと思っていた。

『忠臣蔵』を観るといつも「これでいいんだろうか?」と思ってしまう。赤穂浪士をものっすご〜く英雄に仕立てているところが気持ち悪いのだ。最近撮った作品はとくにそうだ。しかも放映時間長すぎ!もう少し短くまとめろ!



2003.1.1(水)

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。


地元の三社神社に初詣に行く。予想以上に大勢の人で驚いた。お参りするのに長い列に並ぶんやで。
お参りの後、俺たちにしては珍しく“おみくじ”なるものを引いてみたのだが、俺が引いた直後あまり混ぜないで相方が引いたので結局同じ番号を引いてしまった。楽しみ半減で「なんじゃそれ!」てなことなんだが、「吉」が出ていたので「まあええか!ハハハ…」で済ました。まあ今年は二人で同じ「吉」を楽しむということかな。
元旦早々こんなほんわかなノリで、よろしかったでしょうか。

『ベストヒットUSA リターンズ2003』を観る。
小林克也、ええ声〜!
ゲストにはTOTOだ。「ヘタなのにルックスだけで売れている者が…」とか「芸術性なしで売れればいいのか」というコメントがやたら出てましたなあ。ハハハ!



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