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<STORY>
人間に戦争を止めさせるため、円盤に乗った宇宙人が地球にやって来た。だが、彼らの平和のメッセージは人間から拒否されてしまう。怒った宇宙人はついに第9計画を発動する。第9計画とは墓場に眠る死者を蘇らせ、人間を恐怖のドン底に陥れようとする身の毛もよだつ地球侵略計画だった…。
<POINT>
『エド・ウッド』(監督:ティム・バートン)の中でも、この作品の製作模様が描かれていたのでバカ作品期待度大でした。
このビデオパッケージのコピーもすごい。
「映画史上最低ゆえに最高に面白い映画たち。
超ダイコン演技、意味不明なセリフ、説得力ゼロのストーリー、チープな衣装とセット…。
芸術的ヒドさのスペクタクル!バカと間抜けのオンパレード!全映画ファン必見!
怒濤のエド・ウッド・コレクション遂にビデオ化!!」
それで大笑いをしようと構えていて、いざ観てみると…笑えない!
どうしてなのか笑えない…。
いや、コピー通り確かにバカ作品だ。超ダイコン演技だし説得力ゼロのストーリー。訳の分からない変なカット割りに、やけにくどいセリフ。
なのに笑えんのだ。
これはマジでおかしいからかも知れない。この場合の“おかしい”は“愉快だ”とかの意味ではなく、“変だ”の方のオ・カ・シ・イです。
僕が好きなモンティ・パイソンの笑いは、あらかじめ計算尽くでバカやって、見ている方もそれを解った上で笑っている。が、エド・ウッドの作品は計算なしでバカなことをマジでやっているのだ。だから全然違うモノ。
間延びしたシーンに眠気さえ出てくる始末。
こうなったらどうすれば面白く見られるのか考えた。
結局この作品は、観た後で笑う作品ではないのだろうか。なぜかと言うと、実際観ている段階で笑えないし、出てくるカットに「???」の連続で、もし『エド・ウッド』を観ておらず裏話を知っていないと正直腹が立ってきただろう。
それではバカシーンを少し紹介。
- 大袈裟なオープニング。
「この恐怖にあなたの心臓は耐えられるだろうか!」なんて言ってくれる…。
- ベラ・ルゴシの生前に別の作品用に撮っていたフィルムを流用。
しかも全然似ていないソックリさんを、ほとんど顔を隠させて出演させている。
- ボール紙で作った狭い墓場のセットの中を役者が行ったり来たり。
- 宇宙人の乗る円盤のしょぼいこと…。
- 自分のセリフの番が来たとばかりに、突然思いついたように演技する役者たち。
- バンパイラがセリフの中で突然死んでいることになった。
役者B「もう一人の女は?」役者B「あの女も同じく死んでいるだろう」えっ?そんなんあり?
- トー・ジョンソンの演技と困った表情…。
数えだしたらキリがないのです…。
ある意味すごいのかもね。興味のある方は観てみてください。
※関連作品
『怪物の花嫁』(監督:エド・ウッド)これもひどいです…。(笑)
『エド・ウッド』(監督:ティム・バートン)
1956年 アメリカ
製作・監督・原案:エド・ウッド
撮影:ウィリアム・C・トンプソン
出演:トー・ジョンソン、バンパイラ、トム・キーン、ベラ・ルゴシ
ビデオにて
観賞日:2001.3
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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