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Cinema

 マイ・スウィート・シェフィールド


<STORY>
北イングランド、シェフィールド。中年男のレイは失業中。
なんとか失業仲間の男達と職にありつくが、それは3ヶ月の期限で24km間に立っている多くの高圧線鉄塔のペンキ塗装だった。息子ほど歳が離れた相棒スティーブを始め、お金はなくとも口の減らない野郎ばかりが集まったチームだ。そこへ一人旅の女性ジェリーが加わる。毎日のハードな仕事のなか、レイとジェリーは惹かれあい親密になっていくが、仲間達との間に気まずい空気が流れ始める。鉄塔は果たして最後まで塗り上げられるのだろうか…?

<POINT>
イギリスの田舎の素朴な風景のなか、労働者階級の男達の友情や悩みを描いている。
「ブラス!」や「フル・モンティ」もそうだが、イギリスの失業問題を取り入れた作品の一つで、物語に出てくる失業中の男達はみんな少年のように純粋に思える。歳はとっているが青春ストーリーのように感じるのだ。
それぞれのキャラクターが持つ人生の問題。それは家族を養うために稼がなければならないとか、どうすることも出来なく何かをあきらめなければならなかったり…。
でもそういった厳しい現実のなかに夢や希望を持ったり、友情を築いたり、恋をしたり…。
「幾つになっても男も女も一人の人間なのだ。
どんな厳しく苦しい人生で嫌になっても、
生きている間は豊かな感情を胸に精一杯生きよう!」
そんなことを言っている作品にも感じられる。
なんと! 恋する中年男のレイは「ブラス!」のピート・ポスルスウェイト。一度見たら忘れられない顔の名演。
脚本は「フル・モンティ」のサイモン・ボーフォイ。
すごい感動は無いかもしれないし、ピート・ポスルスウィトのラブシーンに「おいおい…」と戸惑うだろう。でも観ておいて良かったと思う作品。

☆1998年モントリオール映画祭正式出品作品

1998年 イギリス。
製作:スティーブン・ガーレット
監督:サム・ミラー
脚本:サイモン・ボーフォイ
撮影:ウィトルド・ストック
音楽:ティム・アタック
美術:ルアナ・ハンソン
衣装:ステファニー・コリー
出演:ピート・ポスルスウェイト、
   レイチエル・グリフィス、ジェームズ・ソートン他

ビデオにて
観賞日:2000?

★★★★★★★☆☆☆