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Cinema

 ブラス!


<STORY>
イギリスはヨークシャー地方にある廃坑目前の炭坑。
その町にあるダニー率いる炭坑夫たちの伝統のブラスバンド「グレムリー・コリアリー・バンド」の物語。
ダニーは全英選手権優勝を夢に見ている。
一方メンバーは町が廃坑問題に揺れている中、それぞれ家庭や仕事に問題を抱えてバンドどころではないのだ。
失業の危機に怯えたメンバー達のまとまらないバンドの練習。もはやバンド解散の雰囲気。
そんなある日、一人の女性がバンドの練習に加わって活気が出るが…。

<POINT>
温かで爽やかな感動です!
話の節々に少しクサイ部分もありますが、それはそれということで素直に観た方がいいです。
頑固な団長ダニーを演じるのはあの一度見たら忘れられない顔のピート・ポスルスウェイト。味のある演技で渋い!
若い奏者アンディー役はユアン・マクレガーが素朴な純情青年を好演。
しかし、今回ユアンより目立ったのが、廃坑の厳しい現実で苦しむダニーの息子フィルを演じるスティーブン・トンプキンソンです。父親を想い、家族を想い、仲間を想い苦しむんです。哀れなピエロというのはちょっとクサイのですが…、でも優しいがゆえに苦しむ演技は良かった。
そしてこの作品で盛り上げてくれたのがブラスバンドの音楽。
病院の外から入院しているダニーのために炭坑の作業ヘルメットをかぶって演奏する「ダニーボーイ」。映画のラストにはダニーのかけ声で始まる「威風堂々」。カッコイイ!!
ブラスバンドの響きっていいなあと思いました。
実際にサントラで演奏しているのは、この映画のモデルとなった実在のバンド「グライムソープ・コリアリー・バ ンド」だそうです。

☆東京国際映画祭(1997年)第10回 審査員特別賞

1996年 イギリス。
製作:スティーブ・アボット
監督:マーク・ハーマン
脚本:マーク・ハーマン
撮影:アンディ・コリンズ
音楽:トレ ヴァー・ジョーンズ
演奏:グライムソープ・コリアリー・バンド
出演: ピート・ポスルスウェイト、ユアン・マクレガー、タラ・フィッツジェラルド、スティーブン・トンプキンソン他

ビデオにて
観賞日:2000?

★★★★★★★★☆☆